- HOME
- BLOG
BLOG
2021/05/14 19:00
(本記事は過去ブログより移設したものです。)
5月24日
香港に着きました。右往左往しながらも、なんとかミラノ行きの搭乗まち。
このあともミラノ到着後は市内で急いで空港移動。
初心者なのになんでこんなハイレベルな旅程を選択したんだろう。
格安チケットだとこうなるのね。。
笑って話せる土産話で済むことを願う 。
5月25日
ミラノ、マルペンサ空港に到着。2時間遅れで空港間移動がタイトスケジュールになり大慌て。
いろんな人に聞きまくりました。カタコトの英語とイタリア語が混ざったわけのわからないジャッポネーゼに
親切に説明してくれたおかげでなんとかリナーテ空港へのシャトルバスチケットを買えました。
フライト1時間15分前の到着なので渋滞しませんように。。
右往左往ではじめてのお遣い状態 。。
5月26日
シチリア暑いです。ミラノに降りた時は東京千葉と変わらないと感じたけど、パレルモは夏。
気温もだけど日差しも強烈。車で迎えに来てくれました。
早速ジェラートとカンノーロをご馳走になりましたmolt buono!ジェラートのボリュームも半端ない。
パレルモから30分自宅のモンテレープレへ。
世界ふれあい街歩きやTVで見た街並みそのもの。中世漂う街並みを抜け小高い丘を上がったところにある素敵なお家。bella vista!
20時から家族みんな集まって夕食。みんなでゴハンてやっぱりいいなあ。
シチリアらしく、トマトペンネ、ナス、ズッキーニがメイン。オレガノが効いてて全て美味しいtutto buonissimo^^
写真忘れました。明日は朝5時からメルカート行きます。
5月27日
シチリア到着の翌日は朝5時出発でパレルモの卸売市場へ。
まずはバールでクロワッサン、カンノーロ、エスプレッソ。楽しみにしていた本物のカンノーロ(シチリア名物)とカッフェ(エスプレッソ)。そんな喜びも意思疎通が不十分でうまく伝わらない。。
さて卸売市場見学。アフリカ系の労働者が多い。ここは観光客ゼロ。
人と人との距離感が半端なく近い、顔も心も。日本人的な空気を読むなんて論外。
言葉でつたえてなんぼ。だから常に大声での肉弾合戦状態^^;
立場関係なく意思表示をはっきり言ってる。全てがカルチャーショック。
でも一旦この距離感に慣れてしまったら楽しくて仕方ないんだろうな。
東洋人のぼくにも超フレンドリーで話しかけてくれる。non capisco beneなんだけどね。
イタリア語オンリーでなかなか理解できない僕に根気よく何度も何度も目をガン見して説明してくれるおじさん。
capisco bene!ていえるようがんばります。
それに、車。日本人がいかに洗車好きでキレイに乗ってることか。
キレイに洗車してる車なんてほとんどないし、バンパーはぶつけるためにあるって聞いたことあるけど、本当そのとおり。
車の距離も近いしバンパーもぶつかり合ってる^^;車線や一時停止なんて関係なし。カオスです。事故らないのが不思議。
次は野菜の写真たくさん撮ったのでアップします
5月27日 ②
パレルモの卸売市場の野菜。
トトさんのおじさんがスーパーマーケット「CONAD」のプレシデンテと言っていたので重役かな?
お仕事の付き添いで卸売市場→CONADの店舗巡回に同行。
擦れようが潰れようがお構いなし、とにかく山積み。
色んな種類のシチリア野菜を見れて勉強になりました。次は食べなきゃ!
5月28日
今日はドメーニカ日曜日。イタリアでも土日は仕事はお休み、バカンツァの日です。
これぞバカンス!
紺碧の青い空と地中海。マーレに来ました。
まだ5月と言えど太陽光線は日本のそれよりも強烈でジリジリする暑さ。
気温は30℃に届かないくらいで湿度も少なくカラッとしているので爽快な暑さです。
シチリアでは季節は「初夏」といったところでしょうか。
海水温も高いしもう泳げるんです。たくさん泳ぎたくさん日焼けしてシチリアの海を堪能しました。
どこまでも透き通ったきれいな海、最高です。
海で食べるプロシュートパニーノもbuono!
5月29日
BIOのトマト農家へ。
トマト以外にもカルチョフィ、やズッキーニ、チポッラ、2mくらいのLangenaria(種ゲットしました)。
農園主は情熱的で同い年ということもあり意気投合しました。
日本の野菜の値段がシチリアより5~10倍高いことを話したら、目を輝かせて日本に来てビジネスをやりたいと言っていました(笑)。
日本でNO1の農家になると(日本に来たことなし^^)
5月30日
お昼はトトさん自宅で家族みんなと。
そういえば僕より3日後の28日に愛知県に住むトトさん(サルヴァトーレ)が実家に帰ってきました。
みんなから盛大な歓迎を受け質問攻めで嬉しそうな半面、もう疲れた!休めない!とご機嫌斜めな様子も(笑)
とにかくイタリア人はよくしゃべる!日本人のように一人ずつ順番にしゃべるのではなく、みんな一斉にしゃべる。
隣の人がしゃべってようがお構いなし(笑)話したいことを我慢しないでしゃべる。
だから聞く側は聖徳太子のように同時にしゃべっていることを聞き分ける。
すごい能力だ。全力でしゃべるから体力も使う。そりゃ疲れるな(笑)
~お昼ごはん~
トマトソースとナスのスパゲッティとチーズ、ズッキーニ、サルシッチャのスパゲッティ。トマトソースは昨年作って瓶詰めしたもの。
酸味が効いててめっちゃうまい!
そのあとはバールでシチリア名物のカンノーロ。
僕は甘いものが大好きなので毎日カンノーロなどドルチェ食べれて幸せ。でもこれは確実に太るなあ。
こっちにきて感じたこと。
イタリア人は日本人に比べて明らかに太っている人の割合が多い(甘いものが大好きなシチリア人は特にかも)。
でもダイエットしようとか太っていることを気にしている人はほとんどいない様子。
イタリア人は太ろうが自分の食べたいものを食べて幸せに生きる、ということのよう。
周りの目を気にする日本人と対照的で、自分のしたいように自由に生きる文化なのね。
5月30日②
トトさんのアテンドで午後から2軒の農家見学。
トマト、ファジョーリ、ズッキーネ、ファーベ他いろいろ。
明日明後日はこの2軒で勉強させてもらえることになった。Grazie Mille!
バールでザクロのスプレムータ(生ジュース)があったので注文しました。
甘酸っぱくておいしい~。ショーケースに積んであるザクロを半分に切ってふんだんに使った贅沢なジュース。
シチリアではスプレムータダランチャ(生オレンジジュース)が特に有名だけど、
他とかけ合わせないシンプルなジュースが多いのが特徴。
日本だとミックスジュースにして色んな種類の野菜やフルーツなどを一緒に入れて飲みやすくしたり
栄養価の強調やオシャレ感を売りにするのが一般的(最近はどうだろう?)
このようにお客さんの目の前で切って絞るのはパフォーマンスも素敵だし、素材そのものを味わえる喜びがあります。
5月31日
今日も知り合いの農家さんのアテンドでたくさんの野菜を見て食べた。
トマト、ファジョリーナ、ファーベ、他たくさん。
栽培方法も深く聞けた。気候や土の特徴もわかってきた、どうすれば作れるかも。
ジェスチャーで必死に伝えようとしてくれたミーモさん。
お昼はパルティニーコの自宅に招いてくれてズッキーネのスパゲッティとピッツァをご馳走になりました。アランチーニも。感謝
6月1日
今日はパレルモ一人歩き。街中を一人で行動するのは初めてだし緊張。。
イタリアに来る前に友人から
「とにかく日本人がよくしがちな綺麗な格好はしないこと!日本人は狙われるから」とのことで
普段通りの半袖短パンにショルダーバッグという地元になじんだ格好で出かけました。もちろんカメラも置いて。
観たい場所をあらかじめチェックしてきました。
まずは、なんとか広場からマッシモ劇場へ(ゴッドファーザー3で有名)~お昼すぎの時間に裏路地をうろうろしてみる
~クアトロカンティへ(17世紀前半のバロック様式で交差点の4つ角が同じ造りになっている)
~プレトリア広場(シチリアでは珍しいルネサンス様式で30体以上の裸体彫刻と噴水広場(点検中?)1570年に設置)
~カテドラーレ大聖堂(パレルモ大聖堂)
※カテドラーレ大聖堂の起源は古く、4世紀頃キリスト教の教会として建てられたが、
9世紀頃イスラム帝国支配下でモスクに改装され、再び、1184年にシチリア・ノルマン様式で創建された。
しかし以後600年に渡り外国支配の中で、改修・増築が繰り返され、さまざまな建築様式が複合された
パレルモの歴史を物語る代表的建築物。(AmoItaliaより抜粋)
まさに街自体が芸術作品。
6月1日②
帰りのモンテレープレ行きのバス乗り場を探してもたもたしてるうちに帰れなくなってしまった。
前もってバス乗り場を確認しておかずにギリギリまで観光していたことを反省。
土地勘のない場所で警察官やチケット売り場で場所を聞いても教えてくれた言葉の半分も理解できず右往左往。。
でもみんな親切に教えてくれる。。結局乗り過ごしてしまい明日の朝にならないとバスはないとのこと。
薄暗くなってくると急に人気が少なくなりあやしい雰囲気に。
身の危険を感じとりあえず観光スポットまで急ぎ足で。
Booking.comでホテル探し、マッシモ劇場そばでバックパッカー泊まり。
携帯電話の宿泊アプリに救われた~。
街歩きでも、地図を買うも街中で大きな地図を広げるのは邪魔で結局、携帯のマップが大活躍。
おかげで夜もピッツェリアで美味しいクアトロフォルマッジと
ゴッドファーザー3さながらの夜のマッシモ劇場を見れたので良しとします^^;
6月2日
シチリアは毎日夏の陽気。うだるような暑さではなくカラッとした気持ち良い暑さ。
28度くらいかなあ。湿度が少ないせいかすぐに喉がかわく。
ジェラートもアランチーニ(シチリア名物のお肉等具入りのライスコロッケ)も美味しいけど、
こんな陽気の日はグラニータ(シチリア発祥のかき氷みたいなの。
シロップで味付けしてから凍らすのが違いかなあ?)がぴったり。グラニータ・リモーネ。
スプレムータダランチャ(オレンジの生ジュース)の自動販売機まで見つけた!
しかも生オレンジを機械で絞る本格的でびっくり!
パレルモから帰って昼食はママのトマトソースのペンネ^^シンプルだけどこれが絶品!
6月3日
高速バスpullmanでモンテレープレからパレルモへ1時間ちょっと。
今日もパレルモ一人歩き。
ヌオーヴァ門をくぐってパラティーナ礼拝堂へ。cappella palatina
豪華絢爛てまばゆい黄金のモザイクが光輝く。
14世紀作『聖ペテロと聖パウロを従えた玉座のキリスト』はじめ聖書の世界が描かれている。
6月4日
パレルモメルカート写真。一般客向けのメルカート2ヶ所じっくり見ました。
トマトもダッテリーノ、パキーノ、チリエジーノ買って食べ比べ。1kg単位だから3kgも。。
食べきれないから帰ってママにあげよう。
タコのマリネもbuonoいかにもシチリア!
お肉もお魚も鮮度抜群で安い!
海の幸、山の幸に恵まれたシチリアはまさに食材の宝庫‼️...
写真は野菜中心ですが、反対の通路ではマグロの解体ショーなどお魚市場でアメ横!
6月5日
モンテレープレの家からの眺め。街並みや遠くの山や海まで見渡せる。
ため息が出るほど美しい。
イタリアはサマータイムで陽が長い。
只今20:00 夕暮れまで1時間、街の至る所から教会の鐘の音や子供たちの遊ぶ声が聞こえてくる。
夕涼みに心地よい時間がとっても長くて気持ち良い~。
都会の喧騒を離れた田舎町ならではの良さ。
un tempo felice
6月6日
マンマとノンナのごはんが毎日美味しすぎるmolto buono!!
riso con funghi e salsiccia キノコとサルシッチャのリゾット
salsiccia con rucola ルコラのサルシッチャ
parmigiana パルミジャーナ
pasta con peperoni... ペペローニのパスタ他多数。
6月7日
今日も盛りだくさんな1日。
まず、車で移動中羊や山羊のお食事タイムに遭遇。
その流れで貴重なペコリーノとリコッタチーズの工房を見せていただきました。
試食もたくさん、最高のお土産を買うことができました。
その後も、トマトやナス
のマエストロを紹介いただき、栽培のコツを教えてもらいました。
トラーパニの種屋にて色んな種を購入。向かう途中の雨はなんと3ヶ月ぶりだそう。
6月10日
シチリアから帰国しました。
野菜や料理など行かなければわからなかったことをたくさん経験できた、貴重で濃密な2週間でした。
学んだことを生かして野菜づくりにフィードバックできるようがんばります。
シチリアの種もたくさん買ったのでお楽しみに。
トトさん、ファミリーの皆さん、招待していただき、本当にありがとうございました。
mimoさん、野菜を色々教えていただきありがとうございます。...
イタリア語をがんばって勉強します。
Glazie mille!!
Ci vediamo alla prossima volta.
Voglio imparare l'italiano.