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2021/05/14 19:00

(本記事は過去ブログより移設したものです。)

土作りについて。田倉ファームでは農薬や化学肥料を一切使用していません。
そのため、病気がでない、虫が湧かない元気な土でなければいけません。
一口にそうはいっても、土を健康状態に保つことは難しく、7年間あれやこれやいろんなやり方を試しては失敗してきました。
作物を育て収穫すると土にその分の栄養を補給しなければいけません。
土壌は人間の腸内環境と同じと感じています。
土壌内に善玉菌を増やし微生物の力で病気の出ない免疫力の高いカラダ(野菜)を作るか。
色々と試行錯誤してきて、現在効果を感じている方法を2つご紹介します。
①ヘアリーベッチ(マメ科の緑肥)
マメ科植物は空気中から栄養素となる窒素を吸収し根っこに根粒菌という丸い菌の塊を作り栄養を溜めます。
これはかなりの肥料分でうまく育てばこれだけで次作は肥料なしで野菜が育ちます。
堆肥や肥料等、人口投入しない自然の摂理に則した無理ないやり方なので窒素過多の心配もなく安心して使えます。

②シメジの廃菌床
借りたばかりの畑等、土が痩せていて硬く微生物がいない場合に用います。
シメジの廃菌床は米ぬかやコーンコブ など植物性の原料に良質な微生物の塊なので、
畑に投入すると、太ミミズが爆発的に増え土壌が微生物で活性化します。
団粒化がすすみフカフカの土になります。近隣の信頼できるシメジ屋さんから購入しています。
ホルモン剤なども使用していないので安心して使える植物性の菌床です。
岩手大学の研究室が津波で駄目になった田畑の再生にキノコ廃菌床が効果があるという文献があり、
連絡して色々と教えていただきました。専門的には炭素循環農法の部類です。

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